はじめに
このところ、
ふとした瞬間にお金のことが
頭をよぎるようになりました。
スーパーでいつもの食材が
じわっと値上がりしていたり、
ニュースで「老後資金」という言葉が
耳に入ったり。
これまでは給料日が来れば、
何とかなっていたけれど、
定年が視野に入ってくると、
そうもいかないかなと感じます。
かといって、投資とか資産運用とか
言われても、
何から始めればいいのか
見当もつかない。
本屋に行けば、関連本が
ずらりと並んでいるけれど、
どれも自分には縁遠い世界の話に
見えてしまう。
そんな、もやもやした気持ちを抱えたまま、
日々をやり過ごしていました。

この本との出会い
ある日、書店の投資コーナーを
何となく眺めていたときに、
目に入った本がありました。
「フルオートモードで
月に31.5万円が入ってくる」。
ずいぶん具体的な数字だなと思って、
つい手に取ったのが始まりです。
著者は、サラリーマンとして
20年以上働いたあと、
45歳で退職した個人投資家の方。
派手な話ではなく、
地道にコツコツ続けてきた人の本だとわかって、
少し安心して読み始めました。
読んでみて感じたこと
読み終わって残ったのは、
意外にも「安心感」でした。
いくつか、自分の中に残ったことを
書いてみます。
「続ける」が、
いちばん大事らしい。
この本を通じて何度も出てきたのが、
「長く続けることが最も大切」
という考え方でした。
特別な才能がなくても、
退場せずに市場にい続ければ、
時間が味方になってくれる。
そう言われると、
自分のような初心者でも
入り口に立てるかもしれないと、思えました。
難しいことを、
難しいまま言わない。
正直、投資の本というだけで
構えていました。
でも読んでみると、
専門用語を並べて終わりではなく、
一つひとつ噛み砕いて
話してくれる印象でした。
企業の戦略を読み解く話も
出てくるのですが、
「この会社はなぜ強いのか」を
一緒に考えるような進め方で、
置いてけぼりにされない
感覚がありました。
焦らなくていい、という空気。
いちばんホッとしたのは、
「1株からでいい」「まず始めてみよう」
というトーンが全体に流れていたこと。
大きなお金がなければ始められない、
という思い込みが、自分にはあったのですが、
それが少し解けた気がします。
失敗しても、次に活かせばいい。
そんなふうに書かれていると、
肩の力がすっと抜けました。
こんな方に届くといいな
もし、定年が近づいてきて
「老後のお金、大丈夫かな」と
漠然とした不安を感じている方がいたら、
この本はそっと背中を
押してくれるかもしれません。
投資の経験がまったくなくても、
読み進められる丁寧さがあります。
「まだ何もしていない自分」を
責めるのではなく、
「今日からでも遅くない」と
思わせてくれる温度感です。
派手な成功談が読みたい方には、
たぶん向きません。
でも、地に足のついた話を聞きたいとき、
焦りではなく、安心から始めたいときに、
手に取ってみてもいいんじゃないかなと
思います。
書籍情報
| タイトル | フルオートモードで 月に31.5万円が入ってくる 「強配当」株投資 |
| 著者 | 長期株式投資 |
| 出版社 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2024年5月2日 |
| 価格 | 1,870円(税込) |
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