はじめに
自分のことを誰かに説明しようとして、
うまく言葉が出てこない。
そんな経験、ありませんか。
たとえば、長く続けてきた趣味や、
ちょっとした得意なこと。
あるいは退職後に始めた小さな活動。
中身には自信があるのに、
「何をしている人なの?」と
聞かれると、うまく返せない。
一生懸命やっているのに、
周りの反応がいまひとつだったりすると、
自分のやっていること自体に
問題があるんじゃないか、
なんて思い始めてしまう。
でも、もしかすると、
問題は中身じゃなくて[
伝え方」のほうかもしれません。

この本との出会い
そんなことをぼんやり考えていたとき、
ふと目にとまったのが、この本でした。
「ネーミングのヒント」という言葉が
気になったんです。
名前のつけ方の本かと思いきや、
読み進めると、もう少し広い話でした。
自分の価値をどう見つけて、どう届けるか。
そのことが、名前という切り口から
書かれている一冊です。
読んでみて感じたこと
読みながらいくつか、
心に残ったことがあります。
ひとつめは、
名前って本当に大切なんだということ。
当たり前のようで、
意外と見過ごしている部分です。
同じものでも、
名前ひとつで受ける印象がまるで違う。
逆に言えば、中身がどれだけよくても、
名前がぼんやりしていたら気づいてもらえない。
そのことを、読みながらつくづく感じました。
ふたつめは、ものの見方を変えることの大切さ。
この本では、同じものを別の角度から
眺め直す考え方がたくさん出てきます。
切り口を変えるだけで、
見え方がガラッと変わる。
これはビジネスの話に限らず、
日々の暮らしの中でも
使える感覚だと思いました。
自分を紹介するときも、
どこから光を当てるかで、
印象はずいぶん変わるものです。
みっつめは、「言語化」ということ。
最近、いろいろな場面で「言語化が大事」
という話を耳にします。
この本でもそれが出てきて、
やっぱりそうなんだなと思いました。
自分の思いや価値を、きちんと言葉にする。
言葉にしないと、自分でもわからないし、
相手にも届かない。
難しいことではあるけれど、
だからこそ丁寧にやる意味が
あるのだと感じます。
こんな方に届くといいな
もし、自分の得意なことや
好きなことを人に伝えるのが
苦手だと感じているなら。
あるいは、退職後に何か始めたいけれど、
それをどう表現したらいいかわからないなら。
名前のつけ方というと、
ビジネスの話に聞こえるかもしれません。
でも、根っこにあるのは自分を知ること」と
「相手を想像すること」です。
そのふたつは、
これからの暮らし方を考えるうえでも、
きっと役に立つと思います。
肩の力を抜いて、
ぱらぱらめくってみるだけでも、
何かひとつ引っかかるものがあるかもしれません。
書籍情報
| タイトル | あなたのお客さまに刺さる ネーミングのヒント |
| 著者 | 青野まさみ |
| 出版社 | ぱる出版 |
| 発売日 | 2024年12月31日 |
| ISBN | 978-4-8272-1480-2 |
「そのさきBOOKS」は、
定年前後の暮らしのなかで出会った本を
静かに紹介するシリーズです。
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