お金の動きに強くなる投資の入り口(著者:長谷川伸一さん)

はじめに

ふとした拍子に、

お金のことが気になることがあります。

テレビで「物価上昇」と聞いたとき。

スーパーでいつもの食材が
値上がりしていたとき。

あるいは、通帳を見て

「このままで足りるかな」と思ったとき。

すぐに困るわけではない。

でも、このままでいいのかと聞かれたら、

自信を持って「大丈夫」とは言えない。

そういう曖昧な不安が、

日常のあちこちに
薄く広がっている感じがします。

誰かに相談するほどでもない。

でも、ひとりで抱えておくには少し重い。

そんな気持ちに、

覚えのある方は多いのではないでしょうか。

この本との出会い

そんな折に、

ふと目にしたのがこの本でした。

長谷川伸一さんという、

ファイナンシャルアドバイザーの方が書かれた

『お金の動きに強くなる 投資の入口』。

もともと2017年に出た本の
改訂版だそうです。

「投資の入口」というタイトルに、
少し安心しました。

入口なら、まだ覗くだけでいい。

そんな気軽さで読みはじめたのを覚えています。

読んでみて感じたこと

読み終えて残ったのは、

意外にも「ほっとした」という感覚でした。

いくつか、
印象に残ったことを書いてみます。

「知らないから怖い」だったんだな、
と気づいた。

投資というと、

なんだか難しくてリスクが大きくて、

自分には縁のないもの。

そう思い込んでいました。

でもこの本は、

そもそもなぜ投資が必要なのか、

お金の価値がどう変わっていくのかを、

とても丁寧に説明してくれます。

読み進めるうちに、

「怖い」の正体が
「知らない」だっただけかもしれない、

と思えてきました。

Q&Aのかたちが、ありがたかった。

本の中には、

読者の疑問に答えるようなQ&Aが

何度も出てきます。

本当に基本的なところから始まるので、

置いていかれる感じがありませんでした。

ひとつひとつ「なるほど」と

頷きながら読める。

この感覚が、地味にうれしかったです。

全体像を知ると、落ち着ける。

投資の細かいテクニックよりも、

この本が教えてくれたのは

「全体の地図」のようなものでした。

一冊で全体像がつかめるので、

「まずはこのあたりから考えればいいんだな」

という見通しが持てます。

2017年から読まれ続けて

改訂されたという事実にも、

なるほど納得です。

こんな方に届くといいな

もし、「投資に興味はあるけれど、

何から手をつけていいかわからない」

と感じているなら。

あるいは、
「貯金だけでは不安だけど、

投資はなんとなく怖い」と思っているなら。

この本は、

背中を押すというよりも、

隣に座って一緒に考えてくれるような
一冊です。

読んだあとに

劇的な変化があるわけではありません。

でも、
「ちょっと調べてみようかな」

「まずは少額から始めてみても
いいかもしれない」。

そんなふうに、
ほんの少しだけ足が軽くなる。

その感覚が、

いまの自分には静かにうれしいものでした。

書籍情報

タイトルお金の動きに強くなる 投資の入口
著者長谷川伸一
出版社総合法令出版
発売日2024年5月1日
価格1,540円(税込)

「そのさきBOOKS」は、
定年前後の暮らしのなかで出会った本を
静かに紹介するシリーズです。

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